雪渓がなくても雪代か/2008年04月30日(水)曇
御西川(雄武町)[09:30の気温11.0度、水温1.0度]

 まだ雪渓が眩しい上紋峠を越えると、早すぎる春は、天北の原野でも駆け足でとおりすぎようとしている。谷間の日陰にも残雪が無く、雪代の流入のない沢は水量も少なく、ポイントも解りやすい。解禁時のような気候に、満を持した第1投の願いをのせて、愛竿が振り込まれる。春の風でかすかに震える手に、まだザビが残る2年生のヤマベが応えてくれた。春の息吹きを楽しみながら、ゆっくり時間をかけて上流の橋まで釣溯り、1度の水温に凍えながら腹割きをする。